パラリンピック陸上競技の中西麻耶選手。
仕事中の不慮の事故で右足を切断することになりました。
具体的にどのような事故だったのでしょうか?
今回、中西麻耶選手の事故について調べてみました。
中西麻耶の事故とは?
中西麻耶選手の事故は、2006年9月に勤めていた塗料業の建設現場で発生しました。
当時21歳だった中西麻耶選手。
建設現場にて
- 5トンの鉄骨が倒壊した
- 倒壊の音は気付けなかった
- 右足が鉄骨の下敷きになった
出典:挑戦者たち
という不慮の事故が発生しました。
なぜ現場に?
なお、建設現場で働いていた理由は「筋トレの代わりのため」だったようです。
中西麻耶選手は、もともとテニス選手志望。
高校時代はソフトテニスでインターハイに出場するほどの実力でした。
卒業後、テニスで国体を目指すために大学進学せずに就職しました。
それもその就職した会社は親友のお父様の会社。
鉄鋼塗装を経営している親友のお父さんが「ちょうど事務員が居なくなる、国体までの期間、支援するから働きながらテニスに専念してみてはどうか」と声を掛けてくれた
出典:http://www.oisa.jp/
友人の父親がサポートしてくれるということから建設現場で働いていたようです。
なお仕事をしているとなかなかテニスの時間が割けません。
筋力トレーニングの時間もないため現場がそれを兼ねることから現場で働いていました…。
それで力仕事だったら、それ自体が筋トレになると思って 出典:https://www.challengers.tv
そのため女性ながら建設現場でも働いていたため事故にあったようです。
原因は!?
特に原因についてはわかりませんでした…。
ただ、突然遠くの方からゴォーっと何かが迫ってくるような音だったとのことです。
現場にいて、突然遠くの方からゴォーっという何かが迫ってくるような音がして「えっ地震、でも揺れてないなぁ」と思った瞬間、何かに吹き飛ばされて後ろに倒され、砂ぼこりで何にも見えなくなったのです 出典:http://www.oisa.jp/
地震の場合は地震と記載されそうですが特に記載がありませんでした…。
そのため不慮の偶然が重なって事故が起こったのかもしれませんね。
中西麻耶は事故で義足に
【陸上競技場からパラリンピックへ】枚方市立陸上競技場で練習に励む中西麻耶選手が東京2020パラリンピックに出場!4大会連続出場となり、活躍が期待されます。8月28日(土)の女子走り幅跳び(T64)をみんなで応援しましょう。https://t.co/xMcAn77lun pic.twitter.com/8aUGW8spWx
— こちら、枚方市です! (@hirakata_city) May 11, 2021
中西麻耶選手は不慮の事故で義足になっています。
建設現場での事故により膝や足首が粉砕骨折したため
- 切断
- 接合
の決断を強いられ、切断を選択しました…
しかし、接合すれば、もしかしたら健常者として生活できるかもしれなかったとのことです。
たた中西麻耶さんは「テニスの国体に間に合わせたいから」と理由で切断することを選びました。
ご両親は反対をしたのですが、反対を押し切って切断の道を選んだそうです。
中西麻耶は事故のリハビリで陸上に
この投稿をInstagramで見る
義足に慣れないまま、テニスにおいて健常者と同レベルで戦うのは難しいのでリハビリに専念します。
リハビリのトレーニングを探している時にちょうど出会ったのが今の陸上だと仰っていました。
日本で有名な義肢装具士の臼井二美男さんと出会い、義足を製作してもらいつつ陸上競技を始めたそうです。
21歳という若さでしたが、中西麻耶さんにとっては肉離れや怪我といった「スポーツ障害」でしかなかったといい、テニスをしたいから切断を選択したくらいだといいます。
国体まで時間がなかったため「走れるようになる」との想いで義足のスポーツを探し、陸上をはじめたのが転機となりました。
その結果
- 2007年 日本選手権 100メートル/200メートル日本新記録を樹立
- 2008年 北京オリンピック 100メートル 6位
- 2008年 北京オリンピック 200メートル 4位
出典:wikipedia
という偉業を達成します。
中西麻耶は事故まとめ
中西麻耶選手の事故から義足になり陸上を始めるきっかけをまとめてみました。
意志が強くかっこいい中西麻耶選手。
東京パラリンピックの活躍も期待ですね!
以上、ご覧いただきありがとうございました。