オリンピック東京2020に卓球混合ダブルスに出場の水谷隼(みずたに・じゅん)選手。
卓球の試合の時にだけメガネを着用しています。
他の競技ではサングラスや眼鏡を着用する方もいますが、卓球の選手は水谷選手だけです。
なぜメガネを着用しているのでしょうか?
レーシック手術の後遺症でしょうか?
(2021年8月7日引退表明も目の症状によるものが大きいとも言っていましたね。)
そのため今回は水谷隼選手のメガネの理由について調べてみました!
水谷隼のメガネの理由はレーシック?
結論からお伝えすると、水谷隼選手のメガネの理由は「照明を抑えて、卓球の球を見えるようにするため」です。
正面に照明があると見えにくくなる。苦肉の策として選んだのがサングラスの着用だった。サングラスをつけると少しマシですね。出典:日刊スポーツ
なお、試合特有の環境である
- 暗い会場
- 卓球台がライトアップ
- 電光掲示板に囲われる
が見えにくくさせるようです。
では、なぜ照明によって球が見えにくくなったのでしょうか?
それは、数年前に遡ります。
水谷隼選手は2013年から視力低下の問題を抱えていました。
視力低下の原因は2013年頃に導入された電光掲示板で目が悪くなったらしいです。
そのため2013年と2018年にレーシック手術を受けています。
今回調べたところ、レーシック手術の後遺症にハロ・グレア現象というものがありました。
ハロ・グレア現象とは?
- 夜間光がぎらつく
- 対象が滲む
出典:https://www.minamiaoyama.or.jp/blog/post-615/
このハロ・グレア現象は水谷選手の症状と非常に似ています。
そのため、レーシック手術の影響でメガネが必要になったことが高そうです。
水谷隼のメガネ着用はレーシックが原因ではない!
今回、水谷隼選手のメガネ着用の要因はレーシックの後遺症のようでしたが水谷選手がレーシック手術とは関係ないと否定していました。
その原因は水谷の両目に施したレーシックとは関係ないのか。水谷はその可能性についてはっきりと否定する。アメリカに行って専門医にも見てもらったのですが、レーシック自体の経過はまったく問題ない 出典:rallys
レーシックの経過がいいことから球が見えないことと関係ないようです。
さらに、水谷選手自身も「レーシックではなく照明」とはっきり仰っています。
そもそも白いボールでプレーして、後ろの電光掲示板の広告の色も白やグレーなのでボールが見づらくなるのは当然じゃないですか?あくまでレーシックによるものではなく照明の問題のようだ。出典:rallys
普通の人にとっても、上から照明があたり、背景も白っぽいものがあって、白い球で卓球をするというのは見えづらいですよね。
さらに、水谷選手の主治医・三井メディカルクリニックの三井院長も
暗い観客席と明るく照らされた卓球台と視点を移すたびに瞳孔が拡大して、ボールが見えにくくなってしまった
出典:FRIDAY
と仰っていました。
そのため、水谷選手の見えないのはレーシックではなく「照明」で見えないようです。
水谷隼の目の原因は精神面も関係!
さらに目について調べてみると水谷隼選手が見えないのは「精神面の問題」もあるようです。
というのも、練習場では見えるのに試合の時だけ見えないようなんです!
練習場ではまったく問題ないんです。試合環境が自分に適していないのかな 出典:FRIDAY
VICTASの練習場も、オリンピック会場の東京体育館もそんなに環境は変わりませんよね。
むしろ、VICTASの練習場の方が眩しそうです…。
そのため一概に「照明や環境が原因」とは言えないようで原因不明のようです。
緊張で球が見えない!
さらに水谷隼選手がインタビューで
と語っていました…。
実際、初めて「球が見えない」症状が出たのが2018年の全日本選手権で決勝戦。
全日本選手権での張本との決勝戦。極度の緊張もあってか1球目にいきなりパッと見えなくなった。出典:FRIDAY
決勝戦で1球目から見えなくなったようです!
この状況から照明ではなく「精神的な問題」が濃厚になりますね。
治療方法がない!
照明は眼鏡で対応できますが、精神的な問題に対して治療方法はあるのでしょうか?
2021年8月7日に行った現役引退の際には
目の治療法がない
出典:スポニチ
と語っています。
治療法もないと仰っているのは極度の緊張が発生するのは試合のみ。
試合を避ける以外に方法はないのでしょう。
なお水谷選手は物理的にカバーできる部分はメガネ以外にもあらゆる治療方法で努力してきました。
直近では水谷隼選手はコンタクト矯正「オサート」。
東京オリンピック開催中もその「オサート」で目の治療を実施してきました。
<オサートとは?>
- 角膜の形状を整えるコンタクトレンズを装着する治療
- 治療方法はレンズを装着したまま就寝し起床時に外す
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles
オサートの効果を出すために約1年間ほど時間を費やし2021年7月26日の「混合ダブルス決勝戦」前も治療していました。
ただ、2021年8月7日の引退表明時に
完治するなら40、50歳までやりたい。出典:スポニチ
と仰っているのでオサートも水谷選手にとっては十分な効果がないのでしょう。
物理的な面ではコンタクトや眼鏡で治療を行っていました。
もちろん精神面でも治療を行っていたでしょう。
そもそもメダルを獲得しているので物理的な部分の対策としてメガネを着用していたのは効果があったはずです。
ただ、精神面における目の治療方法がないのではあれば打つ手なしですよね。
(大変ですよね…)
水谷隼のメガネはブランドは?特注だった!
照明に対して非常に効果があった水谷選手のメガネ。
東京オリンピック2020ではその不調を感じさせないほど活躍されていました。
それは特注のメガネによる影響が大きいようです!!
調べたところ水谷選手のメガネは、山本光学のブランド「SWANS」です。
水谷選手から「会場のLED照明がまぶしく球が見えにくいので何とかするゴーグルはないか」と山本光学に相談があり水谷選手用に改良したとのことでした。
(メガネではなく、ゴーグルでしたね)
そのため水谷選手専用のメガネ(ゴーグル)だからこそ、強豪中国に対し金メダルを獲得できたのかもしれません!
【まとめ】水谷隼のメガネの理由
以上、水谷隼選手のメガネの理由をお伝えしました。
メガネを着用している理由は『照明で球が見えないため』です。
そしてその球が見えない目の原因はレーシックは関係なく、また治療困難な状況から「精神的な問題」とのことでした。
なお、着用のメガネは山本光学のブランド「SWANS」です。
以上となります。
ご覧いただきありがとうございました。
引退を表明する前にドイツ戦でメガネを外して試合しています。
それは引退を見極める為のようです。