甲子園に出場した京都国際高校。
韓国語の校歌が話題になっています。
なぜ校歌が韓国語なのでしょうか?
今回、京都国際高校の校歌はなぜ韓国語なのか調べてみました!
京都国際高校の校歌はなぜ韓国語?
京都国際高校の校歌が韓国語なのは韓国にルーツのある学校だからです。
というのも京都国際高校は2004年に創設していますが、その学校の前身となる「京都朝鮮中学」は1947年の戦後に創設されています。
その「京都朝鮮中学」が在日朝鮮(韓国)人の方々ための学校でした。
そのため、校歌に韓国語(ハングル)を使用しています。
その前身の学校の名残で2004年に新設された京都国際高校も校歌が韓国語なのです。
時系列を参照すると以下の通り。
- 1947年 京都朝鮮中学 開校
- 1951年 東邦学院中学校と改称
- 1958年 京都韓国学園 設立
- 2003年 京都国際学園 設置(高校設立)
- 2004年 京都国際高等学校 創設
出典:京都国際学園
設立当時は、在日朝鮮(韓国)人の方々の学校でしたが時代とともに変わりました。
なお、2004年以降は国際学校の高校として英語・日本語・韓国語のトリリンガルを目ざす語学教育に力を入れている私立高校です。
また2019年には選抜大会で甲子園初出場を果たすほどの野球強豪高校。
プロ野球選手も多く輩出しています。
そのため、韓国人だけではなく日本人の生徒もいる学校になります。
<京都国際高校の卒業生>
- 曽根海成(ソフトバンク→広島)
- 上野響平(日本ハム)
- 釣寿生(オリックス育成)
- 早真之介(ソフトバンク育成)
京都国際高校の校歌が韓国語で批判?
京都国際高校の校歌に対する批判があるようです。
まず、NHKは甲子園の際に、京都国際高校の校歌が流れた際、ハングルと日本語訳のテロップで放送しました。
その影響で批判が起こっているようです。
ハングルと日本語訳
では校歌をハングルと日本語訳で紹介します。
동해 바다 건너서 야마도 땅은
東海を 超えてきた 大和の地は
거룩한 우리 조상 옛적 꿈자리
神々しい 我が祖先の 遠い昔の夢の場所
아침 저녁 몸과 덕 닦는 우리의
朝な夕なに 身体と徳を磨く 我等の
정다운 보금자리 한국의 학원
なつかしきふるさと 韓国の学園
校歌の歌詞にある「동해(東海)」が、日本語訳で「東の海」と表記され、大きな注目を集めてしまっているようです。
批判理由は政治的要因?
実は、日本と韓国には様々な問題がありますが、「日本海」「東海」という日韓の間にある海の呼称を巡り対立が続いています。
日本人は当たり前のように日本の東の海を「日本海」と呼びます。
しかし、韓国は「東海」と呼びます。
その呼称問題に巻き込まれた形になっています。
「日本海は、日本海に対する国際的に確立した唯一の呼称です」
日本 外務省:https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/nihonkai_k/index.html
「『東海』は韓国人が2000年以上使ってきている名称」
韓国 外交部:http://www.mofa.go.kr/www/wpge/m_3838/contents.do
京都国際高校以外も校歌が外国語!
ちなみに京都国際高校以外にも日本語ではない校歌はあります。
たとえば、
- 滋賀県 近江兄弟社
- 群馬県 高崎健康福祉大学高崎
- 山形県 日本大学山形高等学校
は英語を使用しています。
英語を使用した歌詞が甲子園で流れた際は批判は集めていませんでした。
そのため韓国語が問題ではなく、呼称問題により批判を集めている可能性が高そうです。
【まとめ】京都国際高校の校歌
京都国際高校の校歌がハングルなのは高校のルーツが韓国系民族学校であったためでした。
校歌が外国語であることが批判対象ではなく、日韓問題に巻き込まれた形になっているようです。
野球部の選手においては、甲子園に邁進して欲しいですね!
活躍を期待したいと思います。
以上ご覧いただきありがとうございました。
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